Apple IIGS Keyboard

到着しました。

詳細は到着後に書きますが

ピンチヒッター

現在、我が家では3台になったApple IIGS Keyboard（A9M0330）。
キーが外れているものは01年に購入し、14年に米国に送って修理（二往復）、18年に退役した1号機で、
ニコイチを目論み、まずは筐体とキーを漂白しようとしているところになります。

このキーボード達は、86年〜92年の製造で、最後期の台湾製を除き、中身は100％日本製です。
NEC、ALPSと、基板上には日本が自動車から電子立国へと変貌して世界を席巻していた時代の主役メーカーのロゴが並びます。

海外マニアの間では、NECよりALPSが話題の中心。
ALPS製メカニカルキースイッチ初期のオレンジ軸、後期のピンク軸（サーモンとも呼ばれます）で、
どちらが上か、好きか、などと盛り上がっています。

ヴィンテージ、アルプス、そしてアップル。私はこのサブレディットの良質なコンテンツが大好きなんだと思います。
（Google翻訳）

reddit-Apple A9M0330

3台の内1台は完全に数個のキーが死亡（1号機）、1台は気まぐれチャタリング（2号機）、1台は先日入手した完動品で、今後最前線で使用します（3号機）。
すでに廃れたレガシー規格ADBですが、その元祖となったキーボードである、いう歴史があります。

Apple Desktop Bus Keyboard は Apple IIGSコンピュータとともに販売されたため、 
Apple IIGS Keyboardと呼ばれることもあります。
（Google翻訳）

DESKTHORITY-Apple Desktop Bus Keyboard

GSはAppleⅡとして最後のモデルではありませんでしたし、すでにMacintosh（Mac）も84年から発売されていましたが、
途中からMacもADBを採用するなど、AppleⅡとMacとを繋ぐ特別な機種として位置づけられています。

APPLE II GS – APPLE][とMacを繋ぐもの

note

ADBから最新のMacへの接続は、USBへの変換プラグを介して行いますが、その変換プラグでさえ、
すでに新品では手に入らず暴騰している有り様。
ただ、日本では現在、「同人パーツ」として良心的な価格で入手できる可能性があるようです。

1年近く放置が続いて申し訳ありません。
昨年に m1 mac + macOS Ventura の環境をお持ちの方に動作の検証を依頼しており、
この結果が良好であれば販売を再開致します。 再開まで今しばらくお待ち下さい。

かんのんだれ工房

あら、管理人と全く同じ環境ですね。
検証に1年かかるはずもないので、ダメだったのかも…しれません。

ちなみにADBはUSBの元になった規格だと聞いたことがありますので、あんまり笑っちゃダメです。
軽くググってみたところ、ソースは見つからないのですが、どちらもデイジーチェーン（周辺機器の数珠つなぎ）可能なところは確かに似ています。
もっとも、古い規格でいえばADBだけでなくSCSIもそうでしたが。

さて、長い前置きでお気づきかと思いますが、
「ロゴがレインボーだから」
というような理由では語れないほどのファンです。

まずは打鍵フィーリング。
メカニカルキーボードの中でも極上と言われ、Appleマニア以外からも注目される伝説のキーボードです。
これには管理人も疑問を挟む余地はまったくなく、過去に複数のメカニカルキーボードを使用していますが、
GS Keyboardに適うキーボードは無いと感じます。
実際、入力作業の効率がまるで違いますし、ひいては創作意欲の持続に繋がります。
しれっと記事の更新も再開しているようにです。

次にデザイン。
フロッグデザイン社の手による、ギリギリまで贅肉を削ぎ落としたデザインが美しく、後世のキーボードにも影響を与えています。
ファンクションキーは無いですが、テンキーを備えながら幅375mmとコンパクト。
今回のトラブルでは、さすがにレガシーな規格だけではまずいと考え、USB規格（って、それフツー）のキーボードも購入しましたが、
これがまさに贅肉削ぎ落とし系で、到着次第また紹介します。
正直言えば、Apple IIGS Keyboardから卒業させてくれないかと期待しているところです。
先日手に入れたばかりの3号機も、じきに寿命が来るでしょうから。
それくらい、通販サイトでのビジュアルは気に入りました。

実は今年の正月に大掃除＆模様替えするまでは、トランスルーセントなUSBキーボードを保管していましたが、
気に入っていなかったからこそ、深く考えずに処分してしまったんでしょうね。
現在の環境になる前のメインマシンであるiMacのワイヤレスキーボードを保管してあったせいもあると思います。
でもそれは、本体とともに友人宅に嫁いで行ってしまったことを忘れていました。
我ながら危機（機器）管理能力の無さに呆れます。