釣り竿のグリップ、「にぎり」とも呼ばれる部位のカスタムです。
色糸を巻くことによるレインボー化は、過去に3竿(竿の単位は、本、振りとも言いますね)行っていて、
冒頭写真が現在唯一残っているものになります。
もっとも、前回記事からデスクで写り込んでいた竿もカスタム中で、
先週ふいにやり直しを思いつくまでは、もうひとつのレインボーだったのです。
下地を塗り忘れたのかレインボー糸の発色がイマイチで、気に入らなかったんですね。
特にグリップの終端が白(象牙)であることも手伝って、より汚い印象でした。
以下が、やり直しのために白く塗られる前の写真です。
ピントが下の江戸川グラス並継硬調6尺に合ってしまっていますが、
こちらは何年も前から放置されている不憫な子なので、今回5尺と一緒にカスタム予定です。
いちばん最初のレインボー化は、塗装で行いました。
モーターで回転させて塗装することを知らず、フリーハンドで縞々を塗装するのは大変でした。
というより、大失敗で気に入りませんでした。
せめてマスキングテープでも使っていれば違ったのでしょうが、筆塗りとスプレーの差もありました。
冒頭の紫龍つるぎ8尺は、穂先もカスタムしています。
竹製品(カーボンとの合成竿ですが)には似つかわしくない金属パーツを組み込み、
単なるレインボーを脱したR&Mに昇華させています。
この金属パーツはダイワ(グローブライド)純正の「メタカラマン」といって、
ヘラブナ釣りの竿には採用されなくなりましたが、現在も他魚種用の竿に使用されています。
このパーツはかなり初期のもので、現在とは仕様が変わっているかもしれません。
使い方は、シルバーのフック部分に仕掛け(釣り糸)を引っ掛け、ゴールドのスリーブをスライドさせてフックを覆います。
そうすることで糸が外れなくなるという寸法です。
スリーブがないシンプルな構造のものもあります(ありました?)。
それは「直結メタカラマン」という、ベタなネーミングでした。
これは競合のシマノも採用していましたが、ダイワ同様に現在ではヘラブナ用の竿には採用されていません。