人前で開くのが少し恥ずかしかったMacBook Air。
それでも、とても気に入っていました。
このキートップシールの何がすごいって、
ファンクションキーのグラデーションがモノトーンであることです。
これにより、レインボーではなくマルチカラーになっているんですね。
現在は友人宅で、YouTube鑑賞用マシンとして余生を送っています。
前職では、持ち込みパソコンは禁じられていましたが(昔は平気でしたが)、
取引先がAdobeな仕事を要求してくることが多かったため、
なくてはならない相棒でした。
会社のパソコンには、Officeは入っていても、Adobeは入っていなかったのです。
ま、それがフツーですね。
デサイン系でもなんでもない、ただの運送会社でしたから。
シールを貼らない素の状態のキートップ、つや消し黒のカッコ良さも、重々認識していました。
シールがボロボロになってからは、ノーマルに戻して晩年を迎えています。
一度は貼り替えましたが。
背面の光る白りんごロゴを旧ロゴにカスタムしていたかどうかは記憶が曖昧でしたが、
Facebookで過去の投稿を検索したら、MacBook Airではやらなかったようです。
両面はナイよ
と。
iBook G4ではやったんですよね、キートップはUS配列にした他はノーマルだったので。
しかも自作シールで筐体内側から。
シールは透過フィルムだったので、ちゃんと光りました。
この子は九州の友人宅に嫁いでいきましたが、さすがにもう退役していることでしょう。
現在の出先でのお供はiPad(mini6)ですが、MacならMacBook12インチ。
パワー不足は否めませんので出番は少ないですが、
背面のシルバーりんごロゴには旧6色りんごロゴシールを貼っています。
すでに光らないロゴ世代のマシンのため、外から貼っただけです。
商標権に絡むこういうアヤシげなシールって、Etsyで入手できます。
冒頭のMacBook Airのキートップシールもそうですが、
このMacBookのキートップはノーマルです。配列はこれもUS。
これも、というか所有するキーボードのほとんどがUSです。
どうせカナ入力しないんですから、不要です。
ごちゃごちゃした状態のほうが落ち着く
矛盾と同居するのが人生
とはいっても、機能性を著しく損なう場合は別です。
道具ですから。
キートップがすっきりしていた方が、入力もスムーズです。
ダイナミック・ホームポジション、イマふうに言えば指先のフリーアドレス制のため、
なんちゃってブラインドタッチ=ときどき見ちゃう
からですね。
生涯でもっとも使い倒したノート型Macは、PowerBook G3です。
自宅に帰らないほどモーレツな働き方の時代の相棒でした。
その頃は持ち込みパソコンに許可を貰えていたので尚更。
写真はありませんが、ヌメッとした黒い筐体のシブさの前に、カラフルロゴは封印しました。
それほどカッコいい機体でしたし、6色りんごが廃された最初の製品でもあったので、
Appleの意向を尊重していたというのもあります。
今でも保管してある旧型のノートMacは、PowerBook 2400c/240。
CPUはPowerPC G3に換装、Wi-Fiモジュールは出っ張らないソニー製VAIO用と、
当時のイケてるフルカスタム仕様で残しています。
背面の6色りんごロゴは小さく、デスクトップ型筐体やキーボードとの共通部品でしょう。
同時代のミニタワーデスクトップであるPower Macintosh G3MT/333も、
CPUをG4/1Ghzに換装したフルカスタムで保存しています。
拡張スロットは全て埋まり、配線が増えてスペースが減った筐体内部の排熱を考え、クーリングファンも多数設置。
ファンでより狭くなるというジレンマを抱え、熱暴走に怯えながら使用したものです。
USキーボードを選択する理由を「道具ですから」とした人間と、同一人物とは思えないですね。
ドライブベイも、上からFDD、マルチドライブ、Zipドライブ、MOドライブと、全て埋まっています。
ケーブルがレインボーだったり、ドーピングを示すTHCステッカーが貼ってあったり。
蓋したら見えないんですが…。
すでに使い物にならないマシン達ですし、CPUを換装してある以上、
240だの333だの、オリジナルの周波数には意味がないのですが、
ベースマシンのグレードからして最上級なんだぜ
という、マニアの「ドヤ」ポイントなわけですね。
単位が今では当たり前のギガヘルツではなく、メガヘルツなのに笑ってしまいます。
当時のMacは現在と違い、手軽にカスタムできました。
自作という遊び方を封じられているMacユーザーにとっては、ささやかな楽しみであったのです。
現在は、後からカスタムするのは難しくなっています。
我が家で最新のMac Studioで言えば、
内蔵SSDを換装したところで、認識さえもしてもらえないという有り様です。
コラの右下には、すでに手元にない2台のPower Macintosh 8500が写り込んでいます。
これは自宅サーバー用途でしたが、後にPower Mac G4 Cubeに役目を追われます。
このコラに写っている小さなモニターも、当時のこだわりアイテムでした。
富士通製のレジ用で、サーバーモニターとして重宝しました。
入手先はたしかヤフオクだったと思いますが、
後の処分費用と大差なかったような気がします。
とまぁ、R&Mからはだいぶ脱線してしまいましたが、
Apple製品に傾倒していくキッカケは、中学生のときに見た6色りんごロゴ、Apple Ⅱだったこと、
釣りという趣味と並行してMacが存在し、
現在のホームページ制作やブログでの発信等に繋がっていることは、
疑いようがありません。
ちなみに息子たちが幼かった頃は、家族全員Macでしたが、
現在は自分だけがMacで、他は皆Windowsに乗り換えました。
iPhoneの浸透に伴い、じわじわとシェアを広げるMacOS、
対してシェアを落とし続けるWindows、という世の流れとは真逆です。
パソコン所有台数の家族平均値を、自分がバカみたいに上げてしまっているのは認めますが、
それでも全員2台以上持ってるんじゃないでしょうか。
どう見てもギーク・ファミリー(オタク一家)です。
血は争えません。
最後に面白いエピソードを。
というより、タイトル回収はここから。
ひとつ前の記事では、出版社でインタビューを受けた話を書きました。
その日、その出版社で見たPower Macintosh G3MT/266が、
自分の中のパソコン熱を呼び覚ましたのです。
中学生のころは、NECのPC-8001や6001で遊び、
アキバで見かけるApple Ⅱには憧れを抱いていた管理人でしたが、
高校生になるとパソコン趣味は忘れていきます。
カノジョができたり、麻雀を覚えたりと、他にヤることができたためです。
成人後、やがてパソコン趣味より前からハマっていた魚釣りに回帰し、
それも一段落したタイミングでの、Macとの再会。
こう見えて、Mac歴はアラサーから始まっているんです。
実はインタビューは、
その出版社が企画した半年間のフィッシングトーナメントの、バックステージ紹介としてでしたが、
このトーナメントを最後に釣りから離れようと思っていた時期でした。
いえ正確には、そんな時期にオファーがあったので、
最後に一花咲かせてやろう、という思いです。
この号は表紙にもなっていて
古いアルバムの中に①
そんな野郎に結果がついてくるはずも無く、初戦はボウズ(1匹も釣果がないこと)。
釣りの月刊誌なのに、ボウズでも表紙にするという編集部のイカレ具合がすごいですが。
インタビュー時にすでに、レインボーなデザインとしてはAppleロゴに興味があったことはわかります。
逆に言えば、ロゴにしか興味がなかったわけです。
そんな管理人の目に焼き付いたのが、G3MT/266でした。
6色りんごロゴだけではありません。
アシンメトリー(左右非対称)な筐体デザインもツボでした。
おそらく、アシンメトリー好きと
ごちゃごちゃした状態のほうが落ち着く
矛盾と同居するのが人生
には、関係があると思います。
ジョブズ復帰によって、後にApple最後の6色りんごロゴとなる運命を背負ったマシンとの出会い。
いま振り返ると、
間に合った
感があります。
何に? と問われると答えに詰まりますが、
人生には必然しかないのだと、強く感じるのです。
すべての事象は繋がっています。
インタビューの後、G3MTは高額すぎてすぐに買えませんでしたが、廉価モデルは入手しました。
初代iMac発売直後で、既存エントリーモデルは投げ売りされていたのです。
こうして管理人のMacライフが始まりました。
そして現在、その編集部にMacは1台もありません。
これは、
DTP(デスクトップパブリッシング)イコールMacでなければ
という時代ではなくなっていることを意味します。
そんな時代に、データの互換性を気にしながらMacで入稿する管理人です。
困ったことに、InDesignもWordも、Windowsとの100%互換ではないんです。
そもそも、同じOSでもアプリのバージョンが違えば厳しいですしね。
5月14日追記
Googleフォトから発掘しました。
2005年11月23日撮影だそうです。
長男は4歳、次男はまだ0歳児です。
このあとでiMacに変わるのか、iMacから変わったのかは記憶が曖昧ですが、
息子たちが遊んでいるのは8500ですね。
G4 Cubeにサーバーの座を追われた8500が子供用にあてがわれている、といった構図ですが、
ペンタブでお絵かきをしているところでしょうか。
8500本体の上にあるのは、レアものの角マウスに見えます。
床は子供部屋お約束のレインボーマット。
以前には滑り台を置いてありましたから。
この部屋は現在の管理人の部屋になっています。
5月15日追記
またまた見つけました。
こちらは2003年9月26日の写真なので、やはり8500の前がiMacだったようです。
G3のiMacよりも、旧世代の8500の方が速かったのでしょうか。
まぁ、エントリーモデルとプロ向けモデルという差はありましたから、
8500でも体感に差はなかったのかもしれませんね。
次男はまだこの世に存在していません。
手前に写っているのはPowerBook 3400cです。
この記事の本文に名前すら出てこなかった不憫な奴ですが、実際はけっこう活躍しました。
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